広島と森


 
 
母の日に、母なる大地に感謝を行動で表現するムーヴメント
マザーアースデイ」。
2019年は、広島市安佐北区にある里山づくりを体験させていただきました。
^^
間伐作業、製材づくり、竹炭づくり、、、。
 
おいしい食事や、貴重なお話をたくさんプレゼントして下さったもりメイト倶楽部Hiroshimaの方々をはじめ、準備にご協力下さった広島のみなさまへ、
心から感謝を申し上げます。
大地への感謝の気持ちと同じだけの感謝を、
ここに文字という形で捧げます。^^
ありがとうございました。m(_ _)m
(掲載した写真は、5/12母の日に開催した『マザーアースデイ2019 in ひろしま』の様子です☆)
 
 
むかーしむかしの、ことじゃったぁ~、、、。
おばあさんは川へ洗濯に、おじいさんは山へ芝刈りに、、、。
 
「山へ芝刈りに」なんて、日常生活には一切不要となってしまった現代。
昔の人たちがやってきたことを、私を含めた今の人たちはみんなやっていない。
 
「いやぁ、そんな『やっていない』だなんて頭ごなしに言われてもねぇ。そりゃぁ、現代には現代の事情ってもんがあるんだからよぉ。」
読者の方の中には、そうお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。
 
でも事実として、私たちは山の手入れを今もなお、ほとんど何にもやらないままで今に至ってしまっています。
今後も当分の間(数十年?それとも数百年?)、
私たち人間は、何もやらないままの文明を「選ぶ」のでしょうか。。。?
 
とりわけ明治から現代までの間、近代化へとひた走る日本は、
大切な何かを猛スピードで「デリート(削除)」してきたようにも映ります。
奥山の原生林も、里山も、人社会も、すべて大切なはずなのに。
広島の一日を経て、私自身も『生命の尊厳』というものをもう一度見つめ直すタイミングをもらった気がします。
 
2014年8月豪雨による広島市北部(安佐北区、安佐南区)の大規模土砂災害。
そして、
2018年7月豪雨による広島、岡山、山陰、四国、九州など各地の土砂崩れ、河川氾濫の被害。
 
いずれの災害でも、尊い命が失われました。
その原因は...?
その責任は...?
各公的機関、各研究機関は、あらゆる知恵を出し尽くして、
これらの問題に向き合う誠意を示し続けていただきたいものです。
ジャーナリズムの世界に生きる方々にも、あらゆる可能性を信じ疑い、
これらの真相追究を怠らないでいただきたいものです。
 
THE BLUE HEARTSのナンバー『爆弾が落っこちる時』の歌詞ではないですが、現代社会にはやっぱり「いらないものが多すぎる」気がします。
安全性に乏しい住宅開発事業、科学的合理性や倫理的整合性に欠けた土木事業、河川事業、治山事業、森林整備事業、ダム事業、戦争事業。。。
 
是非とも、各業界のみなさま、
どうかここはひとつ「安っぽいメッキ」のような使い古された保身から、そろそろ『卒業』していただいて、いらないものをスローダウンさせる適切な公共事業へと転換していただけませんでしょうか?
せっかくのそのいのちの力を、その発想力を、
破壊的ではなく、創造的な方向へとシフトしていただけませんでしょうか?
今こそ、あなた方の大きな勇気と力が必要です。
本当に心から、そう思います。
どうかどうか、何の力も持ち合わせていない私からの切なるお願いでございます。m(_ _)m
 
私には、田中正造さんほどの実行力はありません。
私には、南方熊楠さんほどの知性もありません。
でも、先人たちの行いを受け継いで、
2019年という今を生きている一個人として、
ここに言葉を残させていただきました。
当ブログのタイトル通り、「未来への贈りもの 未来との約束」として。
 
今回のブログで記させていただいた想いは、
マザーアースデイ2019 in ひろしま』の一日を経た果てに
紡ぎ出すことができた私なりのメッセージです。
 
もしきちんと受け取って下さる未来人がひとりでもいらっしゃるならば、
本望です。
 
そこから先は、どうぞお気に召すままに☆
未来はあなた方の手の中だ~^^
 
 
【参考文献】
・『NPO法人 もりメイト倶楽部Hiroshima』
http://www.morimate-ch.com/
・『滋賀県流域治水の推進に関する条例制定後の取り組み』
 滋賀県
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kendoseibi/kasenkoan/19531.html
・『平成狸合戦ぽんぽこ』
 高畑勲 監督作品(1994)スタジオジブリ
https://www.ghibli.jp/works/tanuki/
 
【投稿者】
 松田卓也(アースフォレストムーヴメント)
 
【投稿日】
 2019年6月30日